傷・火傷 - 健康関心事

  

湿潤療法は傷跡が残らないキズヤケドの治療法 練馬光が丘病院 夏井睦先生 スゴ腕の専門外来

傷跡が残らない画期的な治療法、湿潤療法が
TBS「スゴ腕の専門外来SP」で紹介されました。
その画期的な治療法を行っている所が、練馬光が丘病院(東京・練馬)傷の治療センター。
湿潤療法は、こちらの夏井睦先生が世界で初めて考え出した傷の治療法。

湿潤療法の治療法


(1) 傷口を水道水で洗う。
(2) 傷口に治療用シートを貼れば治療終了。
あとは1日1回水洗いとシートの貼り換えを行う。

薬を何もつけずにほとんどのキズやヤケドが治るといいます。
先生のところには消毒薬は一切ないそうです。
湿潤療法は消毒をしない、傷を乾かせないのが特徴。

夏井先生によると、消毒薬は傷を治す妨害工作で、細菌だけでなく皮膚の細胞も
壊しているといいます。消毒薬は傷口を余計に広げ回復を遅らせてしまう行為。
カサブタができているのはきずが治っていない証拠だといいます。
カサブタは乾燥して壊死した細胞。乾燥した状態が続くとカサブタをはがしても
細胞が壊死して、皮膚は完全に再生せず傷跡になるということでした。

湿潤療法に使用する治療用シートは、ハイドロコロイド被覆材と呼ばれ
空気を遮断するシート。傷に貼り付かないので痛くないというもの。
傷口はこれでジュクジュク状態に。
このジュクジュクは傷を治す物質(滲出液)がたくさん出ている状態で
傷を治す準備をしている状態なんだといいます。
これにより皮膚が再生され傷跡も残らず回復するということでした。
滲出液が出ているので細菌は増殖できないが、むしろカサブタの場合に
細菌がとどまり増殖しやすいといいます。
従来の消毒をして乾かす方法だと、確実に跡が残ってしまうので
湿潤療法をする医師の治療を受けたほうがいいということでした。

数年前に湿潤療法が注目を浴びましたが、今回、患者さんの傷口がきれいになるのを見て、
ちょっと忘れていたことが思い出されました。
カサブタは悪く、ジュクジュク状態がいいんですね。